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見たまま、感じたまま、思ったまま

LASIK本番

2004年4月23日

今日はLasikの当日です。

まだ日の昇らない明け方、寝室に響く和の泣き声。
珍しく夜泣きか?と思っていたら、どうも熱があるようで体が熱い。
またかよ~と思いながら、配偶者が和を診てくれていたんでそのままウトウトとしていました。

朝になって熱を測ると37度5分。和は保育所へという目論みが脆くも崩れてしまったので、慌てて実家へ和を連れて行く算段をした。
往診に和を連れて行き、そのまま僕の実家へ和を預けて、そしてとって返して車を置いて、タクシーで何とか予約の10時にF眼科に着いた。

すぐに名前を呼ばれてまず1階で視力検査です。
今までも2回検査をしているが、それらを参考にして、最終的には当日の視力から角膜をどれぐらい削るかを決めるらしい。だから、いつもより尚丁寧で、検査に約30分。この段階で昨夜の疲れが出てきてちょっと眠くなってしまった。

その後、2階の手術場へあがって行く。
2階の待合室は、ラウンドのテーブルにイタリア風の椅子で、ちょっとしたリゾートホテルのカフェみたいになっていた。そこは主に付き添いの人達が待機する場所のようで、更にそこから、靴を脱いで自動ドアの向こうにある患者さん用の待機室へ行くと、その部屋はモダンなウッドのフローリングや衝立があり、椅子はリクライニングの効くふかふかの皮椅子で、普段なら10秒で寝てしまいそうな椅子だ。
座ってまず思ったことは、「この椅子欲しい!」。

次に石けんで顔を洗う。そして着ていた服の上から手術用のガウンを着る(散髪屋のケープみたいな奴です。)そして髪の帽子をかぶせられます。
痛み止めの鎮痛剤を飲み、抗生物質の点眼をします。

待合いには手術の終わった若い人が一人居て、今は彼の友人が2人目として手術を受けているようだ。その後僕の後で受ける人が来たが、彼も若かった。僕が最年長みたいだ。
後で分かったのですが、2人目が終わったら、1人目の術後の診察をして、そして2人目の手術。それが終わって次の準備をしてる時に3人目の術前診察をして3人目が終わって待機している時に2人目の術後診察と言う具合に流れ作業で進んでいくようだった。

で、いよいよ、名前を呼ばれて11頃に手術室の中へ入って行った。
中は温度が保たれている生で、すごくヒンヤリと寒く感じる。
まず、ベッドの上に寝て、体の位置を決める。力んで力が入らないように、お腹の上でぬいぐるみを抱っこさせられて、次に、目の前の天井にある赤いウサギの絵を見さされます。手術の時にこんな感じにライトが見えるので、それをじっと見ていてくださいとの事だ。

次に目の周りを消毒、そして顔に覆い布をかけます。更に最初に手術をする右目にもう一つ覆い布をかけてから目に麻酔の点眼薬を入れます(麻酔薬は、数回に分けて点眼しました)。そして開眼器と言う器械を瞼にセットして、目が閉じれないようにされる。

これでいよいよ手術の準備完了だ。
まず生理食塩水で洗浄。その後にもう一度角膜の厚さを測定しています。3回連続測定して平均を出し、その値からレーザーを当てる時間を自動的に算出するしくみらしい。僕の場合20秒と決定。

さあ、まずマイクロケラトームという電動カンナで角膜の表面を削ってフラップを作る操作にうつる。
器具を目の上に置いて、削りやすくするために少し眼球を吸引します。そのために少し圧迫感と引っ張られる感じがあり、人によってはこれが気分悪いかも知れない。削るのは痛みも何もなくて、視野がその間暗くなって自分がどこを見ているのか分からなくなる感じになる。

「ハイ。フラップ出来ました。出血も無かったですよ」と先生の声がかかった。
術前に、瞳孔が小さめなので少し端の血管にかかり、小出血があるかも知れないと言われていたのでほっとする。スタッフの人が25秒と作成にかかった時間を教えている。

次はレーザー照射へうつる。僕の右目の照射時間は20秒だ。最初にフラップをめくる。フラップをめくると視野はぼんやりとしてぼやけるが、視野が暗くなることもなくて、目の前の赤いライトが少し歪んだような形に見える。フラップをめくった下側の角膜実質にレーザーを照射するわけだ。
レーザーを照射している間は、バチバチとあの紫外線殺菌灯のような音がする。髪の毛が焦げるような匂いがするかも知れないと言わたが、僕には匂わなかった。

「ハイ、レーザー終わりました」と声がかかり、そしてめくったフラップを元に戻して、あっという間に右目終了。
瞬きが出来るまで3分かかるので、その間開眼器を付けたままで休憩です。

3分経つと、右目の開眼器を外し、右目だけの覆い布をはずす。そして今度は左目に覆い布をかけて開眼器をつけ、おなじようにフラップ作成→レーザー照射と続く。
左目の方はフラップ作成の時に、わずかに出血があったようだが、特に処置をすることなく直ぐに止まった。そして今度は22秒レーザー照射をする。今度は少し緊張が取れて大きな息をしていたせいか、少し焦げる匂いを感じた。

同じように3分休んで、今度は全部の覆い布を外して、抗生物質を点眼して手術終了。
結局、実際の手術は、フラップ作成25秒→フラップめくって→レーザー20秒→フラップ閉じて休憩3分→次に左目を25秒→22秒→3分で8分弱。僕が入室してから退室するまで約20分だった。

術後はあのふかふかした椅子に座って目を閉じて術後の診察を待つ。その間に4人目の人が入っていった。4人目の手術が終わった時、もう一度診察を受けて問題なし(多分フラップのずれを確認しているのだと思います)と判定されると帰宅だ。

帰宅の時に、看護婦さんに色々と注意を受ける。
とにかく目に手がいかないように気を付けること。
点眼薬を3種類。抗生剤とステロイドは4時間毎、角膜保護材時間毎に点眼。普段は防護眼鏡をかけて、寝る時には防護眼帯をつけること。
手術当日は洗顔、洗髪は不可。洗顔は翌日の診察後から、洗髪は翌々日からになるそうだ。

さて、効果だが、近視の度の強かった配偶者は術後夕方ぐらいはまだ目の前が曇ったようになっていたそうだが、
近視のあまり強くない僕は、術後帰る時点ですでに眼鏡をかけているのと同じぐらいに見えるようになっていた。手術は車で来ることは禁止されていたのでタクシーで来たが、十分に運転して帰れるぐらいだった。

この日記を書いているのは術後2時間半となる午後2時頃だが、遠くはかなり遠くまでパチっと見えています。これはコンタクトを入れていた時よりよく見えています。配偶者や先生の話だと翌日はもっとよく見えるようになってるとの事ですので楽しみだ。ただし、近いところ、今見ているモニターの文字がぼやけているのです。これはひょっとしたら、40歳以上に起こるべくして起こる副作用の老眼が出てきたのか、それとも単に術後の影響か今のところ分からないが、ちと心配だ。

追記1
午後6時現在、手元の視力ははっきりしています。やっぱり一時的なものだったのだろう。
さっき買い物に行ってきたが、100mぐらい向こうの道路標識も何となく見えました。
さあ、明日はどんなになってるでしょう?

夕方に執刀医の先生からどうですかと電話がかかって来た。
まあ、そこまでサービスが行き届いているのだ。

以上、LASIK1日目のライブだ。



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